ー闘病記14ー
血液中のナトリウムが不足しているらしく、毎食後4gのナトリウムが処方されていました。
塩だけを飲むというのはなんと苦痛なことか、
おかゆの時は食前に持ってきてもらい、おかゆに混ぜて食べたのですがごはんにかわると塩だけを飲むしか方法がなくなってしまいました。
ネットで調べると、脳外科の手術をした後にナトリウム不足になる人が時々いるそうです。
病院の夕食時間は午後6時です。
朝食は午前7時半、なんとその間13時間半空くことになります。
夜中の1~2時頃になると朝食がくる夢を見るようになり、無性にお腹が空いているのです。
熱も下がり、抜糸もすみ、傷の痛みも収まって暇を持て余しつつある頃です。
朝食が待ちきれず、パンをラウンジにあるトースターで焼くシミュレーションのため朝の6時頃ラウンジをうろついてました。
なにも入っていないトースターのスイッチを入れ「チン」となったら満足して病室に帰ってきました。
今考えるとかなり危ない患者です。
病院内のスーパーで夜中に食べる菓子パンと口さみしい時につまめるチョコレートを買うことにしました。
ただ一人で歩いてはいけないと言われていたので、看護師さんに頼んで一緒にスーパーにいって貰いました。
夜食を買うために看護師さんに連れて行ってもらうとはいい根性です!
何度かお願いしているうちに「きょうはお夜食を買いにいかなくてよいの?」と言う看護師さんもいるくらい定例になってしまったようです。
○蜂事件
天気の良いある日、窓を開けていたら蜂のようなものが入って来ました。
ちょうどその時は主人もいる時で、慌てて看護師さんに知らせラウンジに避難しました。
しばらくしてから看護師さんに聞くと「設備の人にお願いしたからもう少し待ってね」ということでした。
ラウンジの前のエレベーターに設備の人らしきユニフォームの人がいたので、終ったと思い恐る恐る部屋に前に帰りました。
私にはよく見えませんでしたが、スズメバチのような大きな蜂だったようです。
病院の回りは自然も多く残っており網戸がないので窓を開けていると色々入ってきて大変です。
○部屋間違い事件
眼があまり見えなかったためトイレに行った後、自分の部屋が判らず良く他の患者さんの部屋に入っていってしまいました。
いきなり入っていくため患者さんが驚き、苦情が出てトイレに近い部屋に移動をさせられました。