ー闘病記5ー
3月22日から24日の3日間、検査入院です。
初日は検査もなくシャワーを浴びて計画停電のために真っ暗な中、 夕食を頂きました。
翌日は検査の日です。
午前中に検査が終り、脳動脈瘤のクリッピングで有名な副院長先生が診察して下さるので、ご主人も一緒にいて下さいというので、慌てて主人を呼ぶことにしました。
副院長先生は、クリッピング手術を行った数がギネスブックに載るほど高名な先生なのだそうです。
偶然にも高名な先生がいる病院を紹介してもらえるなんてラッキーな事なのでしょうか!
主人が病院に着き、先生から呼び出しが来るまでしばし待機、 スーパードクターとして何度もテレビ出演もしている先生ですが、
高名を鼻にかけたところがなく、とても優しい先生でした。
ただ、私の動脈瘤は30ミリもありとても大きいため普通の病院では手術が出来ません。
診察に主人まで呼んだ意味が分かりました。
先生が昨年まで勤めていた名古屋の大学病院で手術する事になりました。
正式な病名は未破裂巨大脳動脈瘤。 25ミリ以上だと名称に巨大がつき、英語だとgiantになります。
いろいろ説明していただき、ここまで大きい脳動脈瘤だと小さい頃からできていたはずだということですが、気付かずに呑気に暮らしていた私です。
破裂したら即死に近い状態になる大きさなのだそうで興奮することが一番行けないのだそうです。
知らないうちは、泣いたり笑ったり怒ったりしていましたが、知ってしまうと爆弾を抱えたまま生活しているようなもの。
怒るな!興奮するな!と自分に言い聞かせて過ごすしか無いのです。
大学病院での初診の日を決めて頂き、ビタミン剤を2ヶ月分貰いました。
血管をプルプルにするお薬だそうです。
そして翌日に退院しました。
大学病院での診察は4月の半ばです。
それまでは大人しく暮らす事にしました。