ー闘病記6ー

 

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さて、半月後の診察の日です。 新幹線で名古屋まで行き、名鉄に乗り換え約15分そこからバスで​さらに15分かかります。

大学と病院以外何もないような所です。

脳神経外科の待合室で待つ事◯時間、やっと名前が呼ばれ診察室へ​。

副院長先生はこの大学病院を昨年定年退職したあと川崎の病院の副院長になったようです。

今でも月に二回はこちらの病院で診察しているようです。

診察室にはいると先生が笑顔で迎えてくれました。

動脈瘤の手術には大きく分けて2通り有ります。

1つ目はクリッピング術で頭をギコギコかち割り、脳を掻き分け動​脈瘤を探し見つけたらその瘤を洗濯ばさみのような物(あとでMR​Iも使えるようにチタン製です。)ではさみます。

はさんでしまえばもうそこが破れる心配がなくなります。

かなり恐ろしげな手術ですがこの方法は歴史もあり脳動脈瘤の手術としては一般的です。

2つ目はコイル塞栓術で脚の付け根の動脈からカテーテルを動脈瘤​まで入れてコイル(細い針がねみたいな物)を動脈瘤につめ込んで塞いでしまう方法です。

こちらはまだ歴史が浅いのですが、なにせ頭を開ける必要が無いので痛みも少ないし傷跡も残らないし早く退院出来るし、

良いことだ​らけですが使えるケースとダメなケースがあります。

私の場合、動脈瘤が大いのでコイル塞栓術は使えず頭をかち割ってクリッピング術をする事になりました。

また、私の場合、動脈瘤が大いので普通より手術が難しく手術中1​5分間程度血流を止めて手術するそうです。

脚の付け根の動脈からカテーテルを入れ頸動脈あたりでバルーン(​風船)を膨らまし血流を止めます。

ただ、脳の血管には個人差があり血流を止めることが出来る人と出来ない人がいるそうでそれを検査で確かめるそうです。

そのため4月末に3日間検査入院することになりました。